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喫煙者にみられる二つの依存性

断煙は出来るけど、禁煙まで行かない人がいます。
タバコを吸うのを止めたいけれど止められない人、それはタバコに何らかの依存をしているからではないでしょうか。
では何に依存しているのか?依存しているものの正体は何でしょうか?
それは、タバコの主成分であるニコチンに対する生理的な依存と、タバコを吸うという行為に対する心理的な依存です。

禁煙を確実に成功させるということは、この2つの依存性の部分を断つということになります。

タバコを吸うと、タバコの主成分のニコチンが脳へ届き、その後20分間ほどの満足感を得られますが、実はこの満足感は、生理的なものよりも「タバコを吸いたい」という欲求が満たされたことからくる心理的な部分が大きいのです。
実は、ニコチンは一般的に言われているほど、依存性は高くないのです。
どうですか?20分ほどなら、タバコを吸うことを我慢できませんか?
たとえば映画を観ている間、電車に乗っている間、タバコを吸わない人と一緒にいる間、などの時間、タバコを吸わなくても支障なく過ごせるのではないですか?
それに、実際のニコチンの生理的作用が20分ほどで消滅しても、身体は全く問題なくそれ以上の時間を過ごせるわけですから、単にニコチンを断つということは、思ったより簡単にできることだと思います。

どのようにしてニコチンを断つかはそれぞれ本人次第ですが、禁煙グッズとして人気のあるニコチンパッチやニコチンガムなどを使うことで禁断症状が和らぐという人もいます。

ここに大手製薬会社ファイザーが発表したニコチン依存症の調査結果があります。
「たばこがやめられなくなり、血液中に一定濃度がなくなると、落ち着かなくなったりイライラしたりするのが「ニコチン依存症」。喫煙者の71%は治療が必要な依存症だが、そのうち60%しか依存症であることを自覚していないとする調査結果がある。

 調査は都道府県ごとに男女各100人、計9400人の喫煙者に対し、インターネットを通じて、世界保健機関(WHO)などの診断基準を基に、日本人向けに開発されたニコチン依存症のスクリーニングテストを使用して行った。

 依存症と判定された人の割合が最も高かったのは鳥取県(80%)、低かったのは京都府(64%)。また、依存症を自覚している人の割合が最も高いのは大阪府(79%)で、最も低いのは徳島県(49%)と、地域によって大きな差があった。

 ニコチン依存症は精神疾患の一つと分類され、「再発しやすいが、繰り返しの治療で完治しうる」と位置付けられている。」 ということです。

あとは、「タバコを吸いたい」という喫煙要求行為を達成したいという心理的な依存を断つことです。
こちらは長く習慣化している喫煙行為そのものを変えていくわけですから、そう簡単にはいかないかもしれません。
しかし、人間はより心地よいと感じる行為をしたいと誘導されるようにできていますので、禁煙することが心地よいと感じるように、脳にインプットし直す必要があります。
それにはタバコの害をくどくど説明するよりも、タバコを断ち切ることで得られる、又は、感じられるプラス面を考えたほうがよいでしょう。
通常、まず健康面に禁煙効果があらわれ、同時に周囲の人とも接しやすくなることに気付くと思いいます。

一般的に、タバコは喫煙者本人だけでなく、その周囲の人の健康も害すことが周知されてきていますので、そのような社会の中ではタバコを吸う人よりタバコを吸わない人の方が受け入れられやすいでしょう。



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